手羽元から揚げ

当工房店主が大の「とりから揚げ」ファンです。

よく食べるゆえに、何とかできないのかと思う点もいくつがあります。

・とり肉を食べたいのに、「肉の衣」を食べないといけないことに納得できません。衣が美味しいのは分かるし、サクサクな食感も好き。しかし、揚げたてでなければ、なかなかサクサクと感じませんよね。

・とりを食べたいのに、一番おいしいのは衣部分で、その次は衣と接触している肉の表面の部分、「肉の奥」まで同じ味しないことに納得できません。

・自分がニンニク好きではあります。しかし、それにしても私が買ってきたから揚げによく有ったニンニクの臭いが大嫌い。そのうえ、他人からのは勿論、自分の食後のゲップからの臭い、想像すらしたくありません。

・骨付き肉を噛んで食べると、関節近くの部分なかなか噛めないか、代わりに歯が挟んでしまう経験は皆さんもあるでしょう。

細かいことは別にしても、とりと言っても胸と足、骨付きと骨なし、部位別の味は全然違います。勿論、美味しいのは骨付きの足、手羽元に決まっていると思いますが、そのようなとりのからあげはなかなか見当たらないのは現状です。

当工房の手羽元から揚げは骨付きの手羽元使用します。一度仕込んで(ルーウェイ仕込み)からノンフライ方式でから揚げします。衣がなく、関節の軟骨も食べれて、更に、骨まで同じ味します。

食材としては、銘柄鶏の「匠の大山鶏」(鳥取)、「美桜鶏」(山梨・長野・静岡)又は「さくらどり」(北海道)(仕入れタイミング次第)を使用しています。味付けは「日本一醤油」(町田)始め、スターアニス、シナモン、ローリエ(町田)等香辛料以外に、東京町田産椎茸も使用しています。肉にしいたけの香り、しいたけに肉の旨味、と言う当工房の自慢作をどうぞご堪能下さい。